米テスラ、豪で大型蓄電システム受注 「世界最大」

2017/7/7 19:28
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【シドニー=高橋香織】米電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は7日、オーストラリア南部アデレードで記者会見し、南オーストラリア州で大型のリチウムイオン蓄電システムを受注したと発表した。容量は10万キロワットで、テスラによると世界最大となる。

仏電力会社ネオエンが同州で建設中の風力発電所に併設する。当地で夏の電力需要が高まる今年12月までの稼働を目指す。テスラによると、3万世帯以上に電力を供給できる。

マスク氏は「現在最大の蓄電池が3万キロワットなのに比べ、はるかに大規模となる」と説明。「電力への蓄電池の応用例として世界が注目するだろう」と意欲を示した。

同州は出力変動が大きい再生可能エネルギーへの依存度が高く、昨年から今年初めに広範囲な停電が発生した。マスク氏は今年3月、電力問題を自社の技術で解決できるとし「100日以内に解決できなければ、無料で提供する」とツイッターで表明していた。

価格は明らかにしていないが、マスク氏は「100日」の約束を守れなかった場合の自社への損失は「おそらく5000万ドル(約56億円)かそれ以上だ」と述べた。

同社は南オーストラリア州政府が計5億5000万豪ドル(約460億円)を投じる電力対策の一環として行った蓄電システムの入札に参加していた。

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