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羽ばたけ女性研究者 資生堂が助成の授賞式

資生堂は7日、東京都内で「資生堂 女性研究者サイエンスグラント」の授賞式を行った。国内大学・研究機関で自然科学研究に従事する女性研究者を対象とした助成金制度で、今年が10回目となる。193人の応募者から10人を選んだ。各100万円を贈呈し、主要国に比べて数が少ないとされる、指導的女性研究者の育成につなげる。

生命化学分野で受賞した甲南大学先端生命工学研究所の建石寿枝講師は3人の子供の母親。「育児のため仕事から遠ざかった時期もある。受賞は非常な励み。(研究対象である)DNAの形のように、育児の形も様々。自分なりのスタイルで精進していきたい」とあいさつした。有機化学分野で受賞した京都大学大学院の朴昭映助教は「研究と育児を並行するのは大変だが、自分の存在を認めてもらう機会はモチベーションを高める。世界をリードする研究者としてがんばって走りたい」と喜んだ。

総務省によれば、16年3月時点の日本の女性研究者は13万8400人、研究者全体に占める女性の比率は15.3%でいずれも過去最高。ただ、ロシア(40.3%)や英国(37.4%)など主要国に比べるとまだ低いという。

審査委員を務めた東京大学先端科学技術研究センターの近藤高志教授は「(審査では)研究内容に加え、指導的立場に立つ覚悟があるかも重視した。研究を楽しんでいる姿を周囲の人に見せることは後に続く人へのメッセージとなる。女性研究者同士のネットワークも大切にしてほしい」と激励した。

資生堂の島谷庸一執行役員常務は「女性研究者の比率は年々上がっているが、活躍の余地はまだまだ大きい。グラントへの応募者数は年々増加しており、何度も応募する研究者もいるなど、ニーズがある。少しでも役に立てればと思う」と述べた。

(松井基一)

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