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ハイアット、日本で長期滞在型ホテル まず金沢に20年開業

米高級ホテルチェーン大手のハイアット・ホテルズは7日、日本で長期滞在型ホテルの運営を始めると発表した。2020年に金沢市で第1弾を開業する。訪日外国人客が地方都市にも押し寄せており、北陸新幹線の開業で集客が見込める金沢に着目した。同社は日本で「パークハイアット」など10カ所を運営する。20年までにブランド全体で10カ所増やす計画で、幅広い宿泊需要を取り込む。

金沢駅前に開業する「ハイアットハウス金沢」を含む複合施設の外観イメージ

金沢で開業するのは、長期滞在型ホテルのブランドを冠した「ハイアットハウス金沢」。ハイアットが北陸地方にホテルを開くのは初となる。20年6月に金沢駅前に開業する複合施設の事業者を金沢市が公募し、オリックスが応札。ホテルはオリックスが保有し、ハイアットが運営を受託する。

ハイアットハウスは12年に生まれた新たなブランド。現在は世界で75ホテルを運営し、年内にさらに12ホテル増える予定。平均の宿泊日数は5~7泊という。金沢の客室数は約90室で、家族や長期出張者の利用を想定。部屋の広さは平均40平方メートル台で、それぞれ電化製品やキッチンを備える。平均客室単価は1泊2万5000円以上で、稼働率は8割以上をめざす。

欧米では1週間程度のまとまった休みで1カ所にとどまりながら、日帰り旅行を組み合わせゆったり過ごす休暇のスタイルも根付いている。ハイアット日本法人の阿部博秀代表は同日の記者会見で「自宅のように快適に過ごせる施設をめざしたい」と語った。

ハイアットは金沢の複合施設2棟のもう一方でもホテルを運営する。フルサービス型の「ハイアットセントリック」ブランドの日本で2番目を展開。約250室を予定し、レストランやバー、会議室を設ける予定だ。

金沢は新幹線の開業効果で観光客が急増した。近年は海外メディアの露出などで訪日客の注目も集まり、ホテルの進出が相次ぐ。金沢市の山野之義市長は「ハイアットのネットワークで世界の富裕層に来てもらいたい」と新たな需要の開拓に期待を寄せた。

オリックスが主導する複合施設の総投資額は200億円強を想定する。複合施設にはハイアットのホテルのほか、商業施設や住居が入る。施設の3階部分には宿泊者や地元住民が利用できる庭園を設ける計画だ。

ハイアットは20年までに京都市や北海道ニセコ地区でパークハイアット、東京・銀座にハイアットセントリックなども展開する計画。日本市場で攻勢をかけている。

(清水孝輔)

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