タクシー代、乗る前にわかって安心 実証実験始まる

2017/8/7 11:36
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日本交通などタクシー4グループと国土交通省は7日、都内で運賃を乗車前に確定する仕組みの実証実験を始めた。距離と所要時間をもとに目的地までの運賃を配車アプリで決める。迎車料金を含めて3000円以上の長距離で利用できる。日本交通の川鍋一朗会長は「降りるまで運賃がわからないという不安を解消できる」と話す。

タクシー4グループは乗車前に料金がわかる配車アプリの実証実験を始めた(7日午前、東京都千代田区)

日本交通や国際自動車(東京・港)など4グループの44社が参加し、合計で約4600台の車両で利用できる。対象地域は営業エリアである東京23区と武蔵野市、三鷹市。日本交通と第一交通産業は英語など外国語にも対応する。実証実験は10月6日までの2カ月間実施し、結果を検証して実用化の制度設計につなげる。

事前確定運賃では距離だけでなく所要時間も考慮して金額を決める。タクシーは時速10キロメートル以下で走ると90秒ごとに80円加算する。実証実験では乗車ごとに距離運賃の1.3倍を上限にアプリで運賃を設定できる。迎車料金として410円かかるが、運賃は渋滞時にメーターよりも安くなったり、道がすいていると割高になったりする。

自家用車で乗客を有料で運ぶライドシェア(相乗り)大手の米ウーバーテクノロジーズは米国などで乗車前に運賃を確定するサービスを提供する。米国や中国でライドシェアが普及するなか、タクシーの利便性を高めて生き残りを図る。

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