2019年7月24日(水)

固定電話、24年からIPに NTT、米英に先駆け移行

2017/4/6 22:44
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NTTの東西子会社は6日、2024年から固定電話をインターネット技術を使うIP電話への切り替えを始めると発表した。25年初めに完了させる計画だ。料金は現在の距離別から全国一律に改め、全国どこにかけても3分8.5円(税別)とする。現在の市内通話の水準で長距離通話ができるため実質的な値下げとなる。固定電話のIP化は成功すれば主要国では初となる。

現在の固定電話では通話料金が距離に応じて高くなる仕組みだ。市内料金は最も安い。どこと通信してもコストが変わらないインターネットの特性を使って、最安料金で統一する。基本料金は据え置く。住宅用は月1450~1700円、事務用は月2300~2500円(いずれも税別)。新料金は24年初めに適用する。

IP化はNTT東西の設備だけで完結し、利用者の自宅で工事したり、専用の装置を別途置いたりする必要はない。利用者から「追加でお金をいただくことはない」(NTT東日本の矢野信二取締役)という。通話先によって利用者が電話会社を選べるマイラインは廃止する。

固定電話のIP化は06年に英国でBTグループが試みたが、完全な移行は失敗した。米国でもAT&Tが実験的に移行しているのにとどまる。欧州では独ドイツテレコムがマケドニアなどを対象に実施した例はあるが、主要先進国が全国規模で移行するのは初となる。

固定電話の契約数は1997年度がピークで6322万件だった。3月末時点で約2172万件だがIPへの切り替え時点でさらに半分程度に落ち込むと予想している。

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