日立系、エアコンで新機種 熱交換器を自動洗浄
日立製作所グループで空調大手の日立ジョンソンコントロールズ空調(東京・港)は6日、ルームエアコンの新製品「ステンレス・クリーン 白くまくん プレミアムXシリーズ」11機種を10月末に発売すると発表した。熱交換器を凍結させるとできる霜を使って自動洗浄する機能を国内で初めて搭載した。省エネ性能だけでなく、内部の汚れに不満をもつ消費者の声に対応した。
手入れしにくい熱交換器の表面をセ氏マイナス15度で凍らせ、できた霜を一気に溶かすことで悪臭の原因となるホコリやカビを洗い流す。人や部屋を認識して動作する従来の人工知能(AI)の機能も拡張。内部の汚れをAIが予測し、人がいない間に自動洗浄する。
想定価格は24万~40万円前後。掃除に必要な手間を減らし、使いやすくして販売拡大を狙う。