2019年1月17日(木)

東洋鋼鈑、富士テクニカ宮津を買収 車用金型大手

2015/10/6 21:46
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東洋鋼鈑は6日、自動車用金型大手の富士テクニカ宮津を買収すると発表した。2016年1月をめどにTOB(株式公開買い付け)を実施する。買収額は約93億円の見通し。東洋鋼鈑が主力とする飲料缶用鋼材は市場縮小が続く。富士テクニカ宮津が金型で築いた自動車メーカーとの関係を活用し、自動車向け事業を新たな柱に育てる。

まず、富士テクニカ宮津株の82.12%を持つ投資ファンド、フェニックス・キャピタル(東京・千代田)から全株式をTOBで取得する。その後、他の株主からもTOBなどで残りの株式を買い取り、完全子会社化する。

記者会見で東洋鋼鈑の隅田博彦社長は「自動車関連事業を伸ばし、飲料の落ち込みを補える」と話した。東洋鋼鈑は金型の補修など自動車向け事業を抱えるが、売上高は全体の1割弱の約110億円にとどまる。今回の買収で両社を単純合算すると約230億円になり、22年3月期に320億円をめざす。自動車用金型と一体営業することで自動車用鋼板も拡販したい考えだ。

富士テクニカ宮津は自動車用金型国内2位の富士テクニカが同3位の宮津製作所(群馬県大泉町)を2010年に買収して誕生。旧富士テクニカはリーマン・ショック後の需要低迷で経営不振に陥り、当時の企業再生支援機構が国内の金型技術を守るため支援を決めた経緯がある。

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