2019年6月21日(金)

生鮮品宅配、アマゾンに対抗 セブン&アイとアスクル

2017/7/6 16:04
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セブン&アイ・ホールディングスアスクルは6日、ネット通販事業で提携すると発表した。両社の通販サイトで互いの商品を扱うほか、共同で食材の宅配事業に取り組む。都内で記者会見したセブン&アイの井阪隆一社長は「物流や品ぞろえなどの強みを持ち寄り、新しいサービスを提供する」と述べた。日本の小売市場でシェアを拡大する米アマゾンに対抗する。

提携を発表するセブン&アイ・ホールディングスの井阪社長(右)とアスクルの岩田社長(6日午後、東京都文京区)

提携を発表するセブン&アイ・ホールディングスの井阪社長(右)とアスクルの岩田社長(6日午後、東京都文京区)

アスクルの通販サイト「ロハコ」とセブン&アイの通販サイト「オムニ7」で互いの商品を掲載して顧客を共有する。ロハコは文具やインテリア、オムニ7は書籍や食品の品ぞろえに強みがあり、互いに手薄な商品を補完する。

食材の宅配事業は「IYフレッシュ」の名前で11月末にまず東京都文京区と新宿区でスタートする。アスクルの物流網を活用し、生鮮品や加工食品を1時間ごとの時間指定で家庭に届ける。18年中に東京23区に拡大し、20年をめどに首都圏全域に広げる。

アマゾンジャパン(東京・目黒)は今年4月に都内の一部地域で生鮮品を宅配する「アマゾンフレッシュ」を始めた。米アマゾンは高級スーパー「ホールフーズ・マーケット」の買収を発表し、店舗型小売業に進出する。

セブン&アイは自前でネットスーパー事業に取り組んできたが、井阪社長は「店舗ごとに配送体制をもつ現在のやり方は非効率だ。アスクルと協力して効率的なかたちを作りたい」と述べた。

アスクルの岩田彰一郎社長は「アマゾンは優れた企業だが、世の中にアマゾンしかない状況は生活者にとって快適ではない。セブン&アイと組んで選択肢を提供していく」と語った。今年2月に埼玉県の物流センターで火災が発生し、商品も多くが焼失した。セブン&アイとの提携を機に会社を成長軌道に戻したい考えだ。

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