2019年7月23日(火)

「格安スマホと呼ばないで」 フリーテル、高級路線へ
有機EL採用機種4万9800円

2016/10/6 16:45
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格安スマートフォン(スマホ)「フリーテル」が高級路線に打ってでた。自社で端末を企画・販売する国内ベンチャーのプラスワン・マーケティング(東京・港)が6日、同社としては最も高額となる4万9800円の機種を12月から発売すると発表した。韓国・サムスンディスプレー製の有機ELパネルを初めて採用し、5.7型の大画面で薄型のボディを実現した。新端末「KIWAMI(極み)2」は同社製品のなかでは最高価格となる。

新端末2種類をアピールする増田社長(東京・港)

格安スマホの価格は1万~3万円台が一般的。カメラやCPU(中央演算処理装置)などに汎用品を使い、割安な価格を売りとしている。大手通信会社が「ゼロ円」キャンペーンを抑制するなかで、格安スマホに移行する消費者が増えている。追い風が吹くなか、「フリーテル」も1~3万円台の端末を家電量販店の専用コーナーに並べて売り上げを伸ばした。

5月に販売した旗艦モデルは年内に10万台を突破する勢いだ。これに次ぐ秋冬モデルの「KIWAMI2」は高価格に設定。SIMフリー端末が一般の消費者に浸透しつつあるという自信の表れと映る。

増田薫社長は「日本のスマホの買い方は自由度が低い」と強調する。同時に発表した新シリーズ「RAIJIN(雷神)」はバッテリーが1週間もつという変わり種だ。大型バッテリーを搭載し、価格は2万9800円に抑えた。市場の広がりを受け、多様化するニーズに応える。

自由にスマホを取り換えたいという要望に対し、通信プランなどサービス面も拡充する。半年ごとに市場に出る新製品に自由に機種を変更できるように「かえホーダイ」のプログラムを目玉として用意した。契約から半年たった後に端末を返却すれば、割賦販売で2年契約の途中でも残高を払わずに解約できる。新しいスマホに乗り換えやすくする。

通信料金でも新機軸を打ち出した。他の仮想移動体通信事業者(MVNO)が料金プランで1カ月に20ギガ(ギガは10億)バイトのデータ通信量までそろえているのに対し、新たに30~50ギガバイトを追加。動画鑑賞やゲームなどのヘビーユーザーを想定する。

増田社長は「2年縛り」「解約料」といったスマホ販売の商習慣に異を唱える。「フリーテルは格安スマホではない」を掲げ、今後も様々なニーズに応えられるように価格帯やサービスを広げていくようだ。(薬文江)

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