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ビットコインが急落 人民元上昇で「パニック売り」

インターネット上の仮想通貨ビットコインの価格が5日夜、急落した。取引シェアの大半を占める中国では一時、直近の最高値から3割近く下落した。資本の海外逃避に神経をとがらせる中国の通貨当局が資本規制を強めたことで、5日の上海外国為替市場で人民元が大幅に上昇。資産拡大のためにビットコインを買っていた中国の個人らが慌てて人民元の買い戻しに走ったためとみられる。

中国の大手取引所の1つであるOKコインでは5日夜にビットコインの価格が一時857ドル(約9万8555円)に急落した。夕方に1174ドルと最高値を更新していた後の急落だ。

影響は日本の取引所にも及ぶ。国内取引所大手のビットフライヤー(東京・港)では5日午後に15万円と最高値を更新していたが、中国での急落を受けて同日夜には11万円を下回った。

中国では急落後に徐々に値を戻し、6日午前に1000ドル台を回復したものの、その後は再び下げている。日本では13万円近くまで回復した。

投資商品が少ない中国では、個人を中心にビットコインを買う動きが広がっていた。特に昨秋の米大統領選後のドル高・人民元安以降、リスク回避から人民元で購入したビットコインをドルなどの外貨に換える個人が増えていた。中国の取引シェアは世界の9割を占めるとされる。

ただ、中国当局は資本の海外流出に警戒感を強めており、これまで企業を中心にしていた規制強化の対象を個人にも広げ始めている。こうした動きを受けて、上海外国為替市場で人民元の対米ドル相場は5日に約1カ月ぶりの元高水準をつけた。

中国人民銀行(中央銀行)は6日、人民元売買の基準値を対米ドルで2日連続で元高方向で設定している。今後もビットコイン相場が人民元の動きと連動していくかに関心が高まりそうだ。

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