ユニー系のカネ美食品、ファミマに弁当供給
ユニーグループ・ホールディングスの持ち分法適用会社で総菜・弁当製造のカネ美食品は6日、ファミリーマートに弁当を供給すると発表した。カネ美はユニーGHD傘下のサークルKサンクスとの取引が主力。コンビニ業界ではサークルKサンクスが苦戦している。販路を拡大するため、主要供給先のライバルとの取引を始める。
首都圏にあるファミマの約50店に、26日から販売する3種類の弁当を供給する。カネ美が百貨店の地下食品売り場などで運営する総菜店「イーション」の企画商品で、これまではサークルKサンクス向けにこうした企画商品を一部供給している。
カネ美はサークルKサンクスの店舗の大半の約5500店に納入している。サークルKサンクスと店舗運営でフランチャイズ契約を結ぶ企業が他のコンビニチェーンにくら替えする動きが続き、納入先が減っていた。
ユニーGHDはカネ美に約25%を出資する筆頭株主。ファミリーマートの筆頭株主である伊藤忠商事も3月末時点でカネ美株を10%保有している。