「君の名は。」、アカデミー賞の前哨戦受賞
東宝は5日、アニメ映画「君の名は。」が、米ロサンゼルス映画批評家協会賞最優秀アニメ賞を受賞したと発表した。同協会による選考は米アカデミー賞の前哨戦として注目されている。国内の興行収入は199億円を超え、宮崎駿監督の作品「ハウルの動く城」を抜き、邦画の歴代興行収入で2位に入った。
同賞は1975年から始まり、現役の映画批評家が選考している。過去にアニメ映画賞を受賞したのは宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」と、高畑勲監督の「かぐや姫の物語」の2作品。「千と千尋の神隠し」はアカデミー賞の長編アニメ賞を受賞している。
「君の名は。」は、8月26日に公開された。12月4日までの101日間での観客動員数は1535万人を超えた。上映スクリーン数は352で、前週を上回った。洋画を含む国内興行収入全体では歴代5位に順位を上げた。200億円突破は間近だ。
2日には中国で公開が始まった。週末3日間の興行ランキングで1位を獲得。同期間の興行収入では2.8億元を記録し、15年に公開されたアニメ映画「STAND BY ME ドラえもん」の2.3億元を抜き、1位となった。
関連企業・業界
企業: