2018年11月21日(水)

過酷ソーラーカーレース オール日本で支える東海大

2017/6/5 16:09
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世界最高峰のソーラーカーレース「ブリヂストンワールドソーラーチャレンジ」が今年で30周年を迎える。オーストラリアを縦断する全行程3000キロメートルの走行には、軽量かつ低燃費の車両や高効率な太陽電池が求められる。優勝経験もある東海大学のチームを支えるのはブリヂストン東レパナソニックの技術だ。オール・ジャパンのサポート体制で大陸を走り抜ける。

オール・ジャパンで東海大を支援する(右から2人目が東海大の木村教授)

ブリヂストンは5日、大会の概要説明会を開いた。2年に1度、オーストラリアのダーウィンとアデレードを結ぶ3000キロメートルで実施し、タイムやエネルギー効率の高さを競う。太陽光をエネルギー源とした電気自動車(EV)で砂漠のハイウエーを走る過酷なレースだ。今年は10月8~15日の日程で開かれる。

参加メンバーの中でも東海大は過去、09年と11年に優勝した経験を持つ有力チーム。同大学の木村英樹教授は「主要部材は日本の技術でできているオール・ジャパンのチームだ」と強調する。

タイヤはブリヂストンが開発した専用モデルを採用。空気抵抗や転がり抵抗を低減し、高い省エネ性を実現した。ソーラーカーの車体には東レの炭素繊維を用いる。鉄の4分の1の軽さで、かつ10倍の強度という高機能素材で軽量化に大きく寄与する。太陽電池はパナソニック製で、光エネルギーを高い効率で変換できる。

こうした先端技術の提供を通じて、メーカー各社は自社の技術力向上につなげる。過酷な環境に耐えられる製品を作り上げることで、乗用車など実際のビジネスに落とし込むことができるとみる。ソーラーカーは二酸化炭素(CO2)を排出しない「究極のエコカー」。レースで培った技術を磨き上げれば、地球温暖化問題の解決にもつながるかもしれない。

(杜師康佑)

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