牛丼3社、9月すき家・松屋が増収 吉野家は減収
牛丼大手3社の9月の既存店売上高が5日出そろった。ゼンショーホールディングスの「すき家」は前年同月比3.4%増、松屋フーズの「松屋」は5.4%増と増収だった。吉野家ホールディングスの「吉野家」は2.8%減と2カ月連続で減収だった。
吉野家は夏季限定商品の「麦とろ御膳」の販売が昨年ほど伸びなかったのが響いた。一方で低価格の「豚丼」は一定数が売れているため、客単価が1.4%低下。客数の減少も加わり、減収となった。
すき家は9月上旬から売り出した新商品「炭火豚丼」などの販売が好調で客単価が3.3%高まったのが増収につながった。松屋も期間限定商品の「牛とじ丼」が好評で客数、客単価ともに伸びた。