インドの人気競技、クリケットの現地プロリーグ「インディアン・プレミア・リーグ(IPL)」の放映権契約の入札手続きが4日行われ、現地のメディア大手スター・インディアが落札した。契約期間は2018~22年までの5年間で、契約額は約2700億円と過去最高。ソニーや米フェイスブックなどの大手14社も応札していたが、スター・インディアが破格の金額で競り勝った。
現地時間4日午後1時半(日本時間午後5時)ごろ、インドクリケット管理委員会(BCCI)が公表した。
入札に参加したのは印大手財閥リライアンス・インダストリーズ傘下の新興携帯通信会社や英パフォームグループで動画配信サービスを運営するDAZN(ダ・ゾーン)、米ツイッターなど。ソニーも映画子会社の米ソニー・ピクチャーズエンタテインメント(SPE)の印子会社を通じて応札。契約額は2000億円程度になるとみられていたが、実際の落札額は大きく上回った。
SPEはIPLが初の本格的なプロリーグとして発足した08年から10年間を計1000億円で契約していた。今回は5年間と短期だが、金額は3倍に膨れあがっている。