2019年8月24日(土)

ボーイング、月や火星探査基地の設計案公表

2017/4/4 19:16
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【コロラドスプリングズ=兼松雄一郎】米ボーイングは3日、宇宙関係機関の首脳が集まる米イベント「スペース・シンポジウム」で月・火星探査のための中継基地や遠距離宇宙船の設計案を初めて公表した。2020年代初頭をめどに、米航空宇宙局(NASA)は大型ロケットを使い月や火星に向かうための中継基地用の資材を打ち上げる計画だ。ボーイングは現実的な設計案を公開し、採用や予算確保に向け働きかける。

NASAは月開発のため、月に近い軌道上に中継基地を建設し、将来はそこから火星に向けて宇宙船を発着させる長期計画を掲げる。ボーイングはその具体案を示した。

人工衛星の製造で実証済みの太陽光発電装置を動力にするほか、コストを下げるため国際宇宙ステーション(ISS)の中で3Dプリンターで印刷した部品も積極的に使う見通しだ。ISSと同じ接続規格を使い、NASAだけでなく民間のモジュールや宇宙船もドッキングして拡張できる仕組みにする。

月や火星への継続的な探査・開発には、燃料や物資の面で地球との間に浮く中継地点の整備が不可欠。スペースXなどベンチャーが宇宙への輸送コストを下げつつあるなか、宇宙開発を一段と加速させるために、中継基地や宇宙船の開発に多くの投資が振り向けられる流れができつつある。

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