米家電見本市CES 2017

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デジタル家電世界売上高、16年は1%減 「スマホ後」見えず

2017/1/4 12:06
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米民生技術協会(CTA)は3日(日本時間4日)、2016年のデジタル家電の世界売上高が前年比1%減の9500億ドル(約111兆円)になったもようだと発表した。スマートフォン(スマホ)の販売の伸びが鈍り、タブレットが振るわなかった。2017年も9290億ドルと2%減の見通し。スマホに代わる力強いけん引役が現れないなか、デジタル家電市場は当面、踊り場が続きそうだ。

調査は独調査会社のGfKと共同で実施した。世界最大の家電見本市「CES」が5日に米ラスベガスで開幕するのに先立ち発表した。

これまで世界市場を引っ張ってきた2016年のスマホの世界販売台数は前年比6%増の13億9900万台にとどまる見通し。10年から14年までは2桁成長が続いてきたが、15年以降、伸びの鈍化が鮮明だ。17年は14億4400万台と見るが、伸び率は3%増にさらに鈍化する。

さらに厳しいのがタブレットだ。16年は19%減の1億5000万台。17年も9%減の1億3600万台の見通しで、減少が続く。CTA市場調査部門のシニアディレクター、スティーブ・コーニング氏は「スマホとラップトップ(ノート型パソコン)に押されている」と指摘する。

デジタル家電市場をけん引する「次の本命」は今のところ見当たらない。一時注目を集めた装着型のウエアラブル機器も16年は58%増の1億2200万台と伸び率は15年(122%増)に比べて縮小する見込み。今年のCESでは音声認識技術を搭載した家電なども登場するが、成長を担うにはまだまだ時間がかかりそうだ。

(ラスベガス=香月夏子)

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