フィアット・クライスラー、ミニバン型EVのコンセプト車発表

2017/1/4 8:32
保存
共有
印刷
その他

【ラスベガス=奥平和行】欧米自動車大手のフィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)は3日、電気自動車(EV)のコンセプト車「クライスラー・ポータル・コンセプト」を発表した。IT(情報技術)を多用するなど10代後半から30代前半の「ミレニアル世代」を意識して開発。蓄えた知見を活用して、若年層の取り込みにつなげる。

「クライスラー・ポータル・コンセプト」は若年層が中心となり開発した(3日、米ラスベガス)

発表したのは家族で使うミニバン型の製品で、スマートフォン(スマホ)やソーシャルメディアと組み合わせて使うことを想定している。側面のドアの周辺には大きな環状の照明を配し、色の変化でカギの状態などを一目で分かるようにできる。カーシェアリングなどへの応用も視野に入れているもようだ。

動力源にはリチウムイオン電池を使い、1回の充電で250マイル(約400キロメートル)の走行ができるという。20分の充電で150マイル走行できる急速充電モードも設ける。センサーやカメラも搭載し、将来はドライバーが全く関与しない完全自動運転の「レベル4」まで対応できるとしている。開発にはパナソニックや韓国サムスン電子などが協力。発売時期や価格などは明らかにしていない。

FCAは世界最大の家電見本市「CES」が5日に米ラスベガスで開幕するのに先立ち、記者会見を開いた。CESにはトヨタ自動車日産自動車などの日本勢に加え、独BMWや韓国の現代自動車、主要部品メーカーも出展を予定。電動化が進む自動車関連の出展が増えている。

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]