米ギリアドのC型肝炎治療薬、厚労省が製造販売承認

2015/7/3付
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米ギリアド・サイエンシズの日本法人は3日、C型肝炎の新型治療薬の製造販売承認を厚生労働省から得たと発表した。日本人で患者の多い「1型」タイプのC型肝炎向けに開発された新薬で、副作用の大きいインターフェロンなどの治療薬を使う必要がなくなる。厚労相の諮問機関は8月にも同新薬の価格を決める見通しだ。

C型慢性肝炎治療薬「ハーボニー」の承認を得た。日本で200万人いるとされるC型肝炎患者の7~8割が「1型」タイプとされ、同薬はこのタイプのC型肝炎に効果がある。日本での臨床試験(治験)の結果では、12週間の服用ですべての患者で肝炎ウイルスが消えていた。

C型肝炎はC型肝炎ウイルス(HCV)に感染して起こる病気で、進行すると肝硬変や肝臓がんを引き起こす。日本では先進国の中でも肝臓がんの発症率が高いといわれ、その原因としてHCVの感染が挙げられている。

これまでC型肝炎の治療にはインターフェロンが使われていたが、発熱やだるさ、関節痛などの副作用が出る。インターフェロンを中心とした既存の治療薬は「1型」の患者には効き目がないことも多く、新たな治療法が求められていた。

ギリアドは今年5月に1型に次いで日本人で患者が多い「2型」向けのC型肝炎治療薬「ソバルディ」を発売済み。1型に効く治療薬が製品化されれば、日本のほぼすべてのC型肝炎患者に対してインターフェロンを使わない治療体制が整うことになる。

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