北海道新幹線、東京―新函館北斗を最短4時間2分
3時間台断念

2015/12/3 19:25
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北海道旅客鉄道(JR北海道)と東日本旅客鉄道(JR東日本)は3日、2016年3月26日に開業する北海道新幹線が東京―新函館北斗間を最短4時間2分で運行すると正式発表した。空路を選ぶ目安とされる「4時間の壁」を切るよう地元経済界などが要請していたが、安全を最優先するため開業当初は3時間台での運行を断念した。

北海道新幹線の試験走行

従来の計画では東京―新函館北斗間は最短で4時間9分。要請に応えて7分短縮したが、4時間は切れなかった。JR北海道の西野史尚副社長が3日、東京都内で開いた与党の青函共用走行区間に関する勉強会で「安定性を確保するために一定の時間が必要」と説明した。新青森―新函館北斗間は1時間1分で結ぶ。

同新幹線は営業区間149キロメートルのうち5割以上を貨物列車とレールを共用して走る。安全確保のため、共用走行区間は営業最高速度の260キロメートルから時速140キロメートルに落とす必要がある。「3時間台」をアピールできないため、別の利用促進策が必要になりそうだ。

勉強会の前田一男事務局長(衆院議員)は会の終了後、記者団に「残念だが、さらに努力をしていくと言ってくれた」と語り、今後の時間短縮に期待を示した。

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