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「4K」映像配信が離陸 NTT系が国内初、10月下旬から

ビックカメラ有楽町店の売り場に並ぶ4Kテレビ

NTTぷらら(東京・豊島)は3日、国内初となる高精細映像「4K」の商用配信サービスを今月27日から始めると発表した。NTT東西地域会社の光回線サービス「フレッツ光」経由で映画やドラマなどをビデオ・オン・デマンド(VOD)方式で配信する。2015年3月までに200本以上のコンテンツをそろえる予定だ。4Kテレビを巡るサービスが普及期に入りつつある。

4Kは総画素数が約800万と、現行のフルハイビジョンの約4倍となる。人物の肌のつやや洋服生地の質感まではっきり映し出すなど、より高精細な映像を表示できる。

国内では今年の夏からNHKや民放、ケーブルテレビなどの放送各局が4K試験放送を実施している。NTTぷららは、今年4月に始めた光回線経由の4K映像配信実験を通じて技術的なめどをつけ「ひかりTV 4K」の名称でサービスを始めることにした。

視聴するには、専用チューナーを搭載した4Kテレビと、NTT東西の光回線が必要だ。加えて、NTTぷららの映像配信サービス「ひかりTV」と契約する。利用料は月1000円からだ。希望する時に自由にコンテンツを視聴できるVOD方式を採用し、一部コンテンツの視聴には別料金がかかる。

「ひかりTV」のビデオ・オン・デマンド(VOD)で提供する4K作品の例
作品名料金提供時期(予定)
FURUSATO 宇宙からみた世界遺産基本料金に含む10月
トータル・リコール756円
(72時間)
12月
スパイダーマン1・2・3基本料金に含む2015年
1月
メン・イン・ブラック1.2同上同上
ダ・ヴィンチ・コード同上同上
陸上自衛隊 富士総合火力演習 4K同上2014年
10月
LIONS4K 2014年 埼玉西武ライオンズ映像集同上10月
正月時代劇「桜ほうさら」216円
(72時間)
10月

当初は人気映画やドキュメンタリー、ドラマ、スポーツ、音楽などの4K映像を110本を用意する。NTTぷららの自社制作やNHKの作品を配信するほか、TBSテレビやテレビ東京との共同制作によるコンテンツも順次追加して15年3月末に合計200本以上そろえる計画だ。

ただ、VODサービスは利用者の多様なニーズに応えるため、数万本のコンテンツを用意するのが一般的。新サービスが定着するには、さらなるコンテンツの充実が課題になりそうだ。

27日のサービス開始時点には、シャープが対応テレビ7機種をそろえる。東芝やソニー、パナソニック、韓国LG電子も15年春以降順次、対応製品を発売する予定だ。NTTぷららは、ひかりTVに対応していない4Kテレビでも4K映像を視聴できるよう、新型の外付けチューナーを開発し12月下旬からレンタル提供する。

家電量販店も年末商戦に向けて4Kテレビを目玉商品と位置づける。ビックカメラなどではテレビ売り場の目立つ場所に4Kを配置し、ポスターや販促物でPRする。

BCN(東京・千代田)によると、4Kテレビの平均単価は8月に29万4000円と初めて30万円を切った。前年同月に比べて約4割下がり、価格面でもこなれてきたことで、販売増に弾みがつきそうだ。ケーズホールディングスでは50型以上で40万円前後からの商品が売れ筋という。

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