カカクコム、「食べログ」従量課金を全国展開
価格比較サイトを運営するカカクコムの畑彰之介社長は2日、都内で開いた決算説明会で、自社のグルメサイト「食べログ」で新料金プランの導入店舗数を加速させる方針を示した。食べログの加盟店舗から予約人数に応じて手数料を取る新プランは昨秋から一部エリアで展開してきた。8月から全国展開し月間導入店舗数を従来の3倍の1500店舗に増やす。2019年3月期に4万店の導入を目指す。
新プランは食べログを通じてネット予約した人数ごとに、有料加盟店舗から手数料を徴収する従量課金型の料金モデルだ。昨年10月から都内の飲食店に新プランの導入を働きかけ、現在は約5000店が導入。8月からは全国展開し、導入のペースを従来の1カ月あたり500店舗から1500店舗にあげる。今期中に導入を2万店舗まで広げる方針だ。
また、食べログのユーザーレビューについては、「以前から掲載されたものをしっかりと確認し、必要があれば投稿者や飲食店に問い合わせをするなどの処置を取っている」(畑社長)と情報の公平性や正確性を強調した。
(毛芝雄己)
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