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スマホで変えろ働き方 フジテック、外勤社員に独自アプリ

昇降機専業メーカーのフジテックがスマートフォン(スマホ)を活用した働き方改革に乗り出した。現場作業や営業部門など外勤中心の社員がスマホで保守情報を確認したり、出退勤管理したりできる独自アプリを開発。仕事先とオフィスとの行き来の無駄をなくし勤務時間の効率化につなげている。

「パソコンで作業するためだけにオフィスに来ていた手間を省けた」。フジテックの友岡賢二常務執行役員は2日、都内で開いた記者向けの説明会で、スマホを使った働き方改革の取り組みに自信を見せた。

フジテックが開発したのは、スマホから自社のエレベーターがある場所を確認したり、エレベーターごとの保守履歴などを閲覧できる地図アプリや、出退勤報告ができるアプリなどだ。

フジテックは新しく建設されるビルにエレベーターを設置するだけでなく、日本全国のオフィスビルや商業ビルに納入済みのエレベーターの保守管理も手掛ける。従来は現場に向かうまえに地図や図面などの書類を印刷して携行していた。事前の書類の準備や、事後の業務報告などのパソコンを使う作業のためにオフィスに立ち寄る必要があり、現場への直行直帰ができず勤務時間が長くなる原因となっていたという。

フジテックは2014年4月に「働き方革新チーム」を立ち上げ、IT(情報技術)を活用した働き方の改善を開始。同6月から、米グーグルがクラウド経由で提供するメールやカレンダー、チャットなどの企業向けサービス「Gスイート」を個人が保有するスマホなどの端末から利用できるようにした。16年4月からは独自に開発した出退勤管理アプリなども使えるようにしていた。

こうしたクラウドサービスを私物のスマホで利用する社員が増えてきたことを受け、昨年末、外勤の社員などを対象に社用スマホを支給。スマホ上で使えるアプリも拡充し、業務の効率化を進めている。

セキュリティー対策にも留意している。私用のスマホなどで情報を閲覧する場合、事前に申請した特定の端末からしかアクセスできないようにした。端末を紛失した場合にはその端末からのアクセスを遮断するしくみを導入。情報セキュリティーの社員教育として各地の拠点で講習も開いている。

今後は現場の作業員が操作しやすいような音声認識で動かせる端末などの導入も検討する。ITを活用した業務の改善をさらに推し進める考えだ。

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