ヒト型ロボ、家電量販店で接客実験 ノジマと日立

家電量販店大手のノジマと日立製作所は2日、日立が開発したヒト型ロボット「EMIEW(エミュー)3」の実証実験をノジマの店舗で始めると発表した。今月10日から神奈川県内のノジマ3店舗で接客業務の一部を担い、店舗でのロボットを使ったサービスの可能性を探る。
エミューは日立が開発を進めているヒト型ロボットで、「エミュー3」は今年4月にお披露目していた。様々な言語対応が求められる空港や駅での案内業務や、様々な商品やサービスの内容を紹介する店舗や銀行の窓口業務などでの応用が期待されている。日立はすでに東京・羽田空港やJR東京駅で実証実験を始めている。小売業での実証実験はノジマが初めてだ。
今回、実験に駆り出されるエミュー3は、12月18日まで2日間ずつノジマの3店舗を回り、接客対応する。例えば、来店者がお目当ての商品の売り場を聞くと音声とディスプレーで案内したり、お薦めの商品を教えたりすることを想定している。ノジマでは「今後、ロボットを活用する店舗数を増やすことも検討したい」としている。