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強まる低価格志向 てんや、丸亀製麺底堅く

ロイヤルホストは苦戦

ロイヤルホールディングス(HD)が1日発表した2016年1~6月期の連結決算営業利益が前年同期比7.2%減の14億9200万円だった。足元の4~6月期は天丼の「てんや」が堅調だったが、主力のファミリーレストラン「ロイヤルホスト」は苦戦。一方、うどんチェーン「丸亀製麺」のトリドールが同日発表した4~6月期の業績は好調。消費者の低価格志向の強まりが各社の業績に反映した。

ロイヤルHDは、ロイヤルホスト部門の4~6月期の既存店売上高が前年同期比1.6%減。2000円台のステーキなど、質を重視した単価の高いメニューをセールスポイントにしているが、来客数は前年実績割れが続いている。ロイヤルHDの黒須康宏社長は1日、都内で開いた決算会見で「今年に入ってデフレ傾向が強まってきた」と話した。

これに対し、値ごろ感が強みの「てんや」は4~6月の既存店売上高が0.1%減とほぼ横ばい。エビや野菜のてんぷらが盛られた天丼(並盛り)で500円という手ごろな価格を強みとしており、黒須社長は「低価格志向の消費者のニーズは、てんやで受け止めたい」と期待を示した。

一方、トリドールの4~6月期の連結売上高は前年同期比5.5%増の241億円、純利益は15.6%増の10億6000万円。主力の丸亀製麺は手ごろな価格設定に加え、季節性が高い新メニューが受け、既存店売上高が6月まで23カ月連続で前年同月を上回っている。

外食産業の業界団体、日本フードサービス協会によると、外食産業の客単価はリーマン・ショック後の景気悪化で09~12年まで前年割れが続いたが、13~15年と3年連続で上昇。各社は質重視の高単価メニューを相次ぎ投入してきたが、昨春の消費増税以降は風向きが一変している。消費者がいったん緩めた財布のひもを再び締め直す傾向が一段と鮮明になりそうだ。

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