2019年9月19日(木)

ビール1割値上がり、安売り規制で イオンは据え置き

2017/6/1 19:23
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国税庁による酒の安売り規制強化が始まった1日、西友など多くのスーパーの店頭でビール類の価格が1割ほど上昇した。しかし、流通最大手イオンは主力のスーパーで値段をほぼ据え置き、価格差が開いた。値上げした他社の価格戦略に影響しそうだ。

日本経済新聞社が5月31日と1日に首都圏のスーパーで酒類の店頭価格を調べ、比較した。

西友中村橋店(東京・練馬)では1日、キリンビール「一番搾り」などビール350ミリリットル6缶パックが税別で1128~1158円と31日に比べ13~14%値上がりした。5月21~31日に特売をしていたセブン&アイ・ホールディングス傘下のイトーヨーカドー食品館練馬高野台店(同)では1130円前後で4~7%の上昇だった。

一方、イオンは価格を据え置いた。イオンスタイル幕張新都心(千葉市)ではビール350ミリリットル入り6缶パックが1018円で31日と同じ水準。同社は「売り場面積などから(酒類関係の)コストを計算し、原価を下回っていないものは上げなかった」としている。

イオンの価格については「まねをできる水準ではない」(食品スーパー大手幹部)との声が聞かれる。最大手の価格据え置きは規制の効果を薄れさせる可能性もある。

酒税法などの改正に伴う新たな取引基準が1日適用され、小売り側が人件費など販売管理費を価格に転嫁し始めたことが値上がりにつながった。

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