米コムキャスト、USJを完全子会社化 4月中に

2017/3/1 20:50
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米ケーブルテレビ大手のコムキャストがユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)の運営会社ユー・エス・ジェイ(大阪市)を4月末までに完全子会社化することを決めた。コムキャストはUSJのアトラクション開発などのノウハウを吸収。海外の系列テーマパークに展開し、グローバルでの成長につなげる。

コムキャストは2015年にユー・エス・ジェイの発行済み株式の51%を取得して経営権を取得した。今回、残りの49%を米投資銀行のゴールドマン・サックス(GS)などから23億ドル(2548億円)で買い取る。

巨額を投じてコムキャストが手に入れたかったのはUSJが持つアトラクション開発などのノウハウだ。その一つがUSJが20年夏の東京五輪前の開業を目指す「スーパー・ニンテンドー・ワールド」だ。スーパーマリオなどの有力コンテンツを持つ任天堂と組み、過去最大の500億円超を投じる大型アトラクションだ。同じ施設は日本に続き、ユニバーサル・パークス&リゾーツが運営する米国内の2パークでも建設が決まった

だが完全子会社になれば、コムキャストの世界戦略のもと、USJの自由な発想による独自の施策にも制限がかかる懸念もある。定評のあるマーケティング力など独自性を発揮し続けることができるかが、継続的な成長を占うカギとなる。

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