2019年1月24日(木)

47歳で引退? 結婚式場のノバレーゼ創業者が株売却

2016/9/1 17:42
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結婚式場運営のノバレーゼは1日、創業者で実質的な筆頭株主の浅田剛治会長が国内投資ファンドのポラリス・キャピタル・グループ(東京・千代田)に保有株を売却すると発表した。実は浅田会長はかねて「45歳で引退する」と公言。今月12日で47歳を迎える浅田会長からすれば、少し遅くなったが、どうやら次のステップに踏み出す時が来たと判断したようだ。

リクルート出身で2000年にノバレーゼの前身企業を興した浅田会長。06年にノバレーゼを東証マザーズに上場させ、10年には東証1部に市場変更。今では全国で直営婚礼施設28店舗を運営し、業績も15年12月期まで13期連続の増収を果たすなど、順調に事業を拡大してきた。

ただ、浅田会長は結婚式場の中心顧客層を考えると、経営者も若いほうが良いとかねて考えていたという。実際、今年3月には生え抜きで当時36歳の荻野洋基氏を社長に起用。自らは会長に退き、経営の一線から退くと同時に、親族を含めて持つ保有株を売却する意向を示していたという。

そんな時に第三者の紹介を通じて知り合ったのがポラリス。順調に事業を拡大させてきたとは言え、少子高齢化の日本にとどまっていてはいずれ成長に陰りが見えてくる。国内外食企業への投資実績が豊富なポラリスの傘下に入り、新たな成長ステージに入ることを浅田会長は望んだようだ。

浅田会長やその親族はノバレーゼ株の5割弱を保有するが、ポラリス側はTOB(株式公開買い付け)を通じて、全株取得を目指す。期間は今月2日から10月18日までで、買い付け価格は1株1944円。全株取得した場合、買い付け金額は総額約200億円となる。

自ら成長させてきた企業の道筋はつけた。さて、浅田会長はこれからどうするのか。ノバレーゼの広報担当者は、公言通り引退するのかどうか「浅田会長に確認していない」というが、40代経営者の行く末に関心が高まりそうだ。

(相模真記)

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