2019年6月27日(木)

「ポケモンGO」アプリ首位陥落 ブーム一服

2016/8/1 12:17
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「ポケモンGO」の配信が日本で始まってから1日で丸10日が経過した。街中ではスマートフォン(スマホ)を片手にポケモン探しに興じるユーザーの姿が引き続き目立つが、スマホゲームのアプリランキング首位からは陥落。一時のブームとしてポケモンGO人気は過ぎ去ってしまうのか。

無料アプリ人気で2位、セールス額4位

ポケモンGOは任天堂、ゲーム企画の株式会社ポケモン、米ゲームベンチャーのナイアンティックが共同開発したスマホゲーム。日本では、22日に配信がスタートした。サラリーマンの終業時間帯を迎えた22日夕方には一時的にゲームにログインしにくくなるなど、日本でも一大ムーブメントとなったが、配信開始直後の狂騒曲的な雰囲気には落ち着きが見られるようになっている。

米アップルの日本向けアプリストアの無料アプリランキングでは1日現在、コロプラの「白猫テニス」に次ぐ2位に陥落。アプリ内課金額などを勘案して決まるアプリのトップセールスランキングではミクシィの「モンスターストライク」、ガンホーの「パズル&ドラゴンズ」、アニプレックスの「フェイト/グランドオーダー」の後じんを拝し、4位になった。配信開始直後の人気が爆発的だった反動が出ている。

欧米メディアによると、日本に先行して7月上旬に配信が始まった米国などでは、早くも「ゲームに飽きた」との声が出始めているという。

少し冷めた反応は株式市場でもあらわになっている。任天堂の株価は1日に2万100円まで下落、2万円割れ寸前の水準に近づいた。海外でのブームが伝わったことで付けた19日の直近高値(3万2700円)を4割近く下回っている。ポケモンGOの周辺機器の発売を7月末から9月に延期したことも一定の株安材料として響いたとみられる。

定番になっていけるか

ただ、スマホゲームのビジネスでは、ブームが落ち着くのは、長い目でみて、必ずしも悪いことではない。ブームがあまりに長引くと、ゲーム内のアイテムを買い続けたユーザーがゲーム自体から離れていく「課金疲れ」という現象が起きる可能性があるためだ。

人気を長持ちさせるにはむしろ、アップデートによる機能の追加や仕様の変更、不具合の修正などが重要だ。ユーザーが飽きられずに遊んでもらう仕組みが欠かせない。

そうした取り組みはポケモンGOにもみられる。7月31日にはアップデートを配信し、26日ごろから起きていた地図表示のトラブルを修正した。主人公キャラクターの服装などを初期設定から変えられる機能を追加した。一方で、バッテリーの消費を抑える「バッテリーセーバー」の機能は削除した。良くも悪くも試行錯誤が続いている印象だ。

一大ムーブメントから定番コンテンツへ「進化」できるか。ポケモンGOはこれからが正念場だ。

(湯田昌之)

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