USJ入場者、13年ぶり最高更新 8月は133万人
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市)は1日、8月の入場者数が前年同月比6%増の133万人だったと発表した。開業した2001年8月の132万人を上回り、単月の入場者数として13年ぶりに過去最高を更新した。7月に映画「ハリー・ポッター」をテーマとした新エリアが開業し、関東や海外など関西圏以外からの客足が大きく伸びた。

8月は雨の日が例年より多く、関西圏からの客足は伸び悩んだが、遠方からの入場者が貢献した。USJの入場者は関西圏以外からが全体の4割を占めていたが、ハリポタ開業後は6割に上昇した。台湾や香港といったアジアだけでなく、オーストラリアなどからの来園も増え、外国人客数は6割多くなった。
8月の売上高は22%増の160億円だった。01年8月の140億円から14%増え、単月としては過去最高を更新した。入場料の値上げに加え、ハリポタのエリアで魔法のつえなどのグッズ販売や飲食店が好調だった。入場者1人あたりの売上高は01年8月と比べ1割以上増えている。
運営会社ユー・エス・ジェイ(大阪市)の森岡毅執行役員は「(新エリアの総投資額である)450億円の回収に向け快調なスタートになった」と話した。14年度の年間入場者数については「特別な要素がなければ、過去最高だった01年度の1100万人を超える」との見通しを改めて示した。