2019年6月20日(木)

ベトナム、国民の賭博合法化

2017/1/30 22:28
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■ベトナム政府 カジノなどでの自国民の賭博行為を条件付きで合法化する法令を3月に施行する。月収が1000万ドン(約5万円)を超える21歳以上の国民は認可されたカジノへの入場チケットを100万ドンで購入可能となる。

この法令は1月23日に公表された。3年間の試験的取り組みとなる。これまでベトナム人は国外、特にカンボジアや香港、マカオ、シンガポールのカジノに足を運んでいた。ベトナム財務省は、国外に流出する少なくとも年10億ドル(約1130億円)はあるとされる賭博収入を国内に食い止めようと躍起になっている。

財務省の金融・ファイナンス部門のファン・ティ・トゥ・ヒエン次席は「アジア域内の各国の実情を調査し、ベトナムでも同じことができるはずだと考えた」と記者団に語った。

ベトナムでは毎日200人あまりが国境を越え、カンボジア東部バベットという町のカジノを訪れている。ベトナムの持続的地域発展研究所が公表した2015年の調査によると、その人数は週末には3倍以上になるという。同研究所は、この国境地域でカンボジアが得るカジノからの収益は、毎年2億5000万ドルあまりにのぼるとみている。

ベトナム政府は95年に同国の港町、ハイフォンのカジノに初めて免許を交付して以来10のカジノに免許を交付、既に8つが営業を始めている。その多くは、投資額が5000万ドル未満だが、ホーチミン市からおよそ150キロメートルのブンタウ市のザ・グランド・ホー・トラム・ストリップ・リゾートの同国最大規模のカジノ建設プロジェクトには約40億ドルの投資が計画されている。(ハノイ支局)

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