韓国オンラインゲーム会社、4月上場 2680億円調達
■ネットマーブル・ゲームズ(韓国のオンライン・ゲーム開発会社) 4月に新規上場を予定している。資金調達規模は2兆7000億ウォン(約2680億円)。ここ数年で同国最大の新規株式公開(IPO)案件となる。
ネットマーブルは韓国証券取引所への上場を前に1700万株の売り出しを予定していると発表した。1株当たり公募価格は12万1000~15万7000ウォン。同社の昨年の売上高は1兆5000億ウォンで2015年の1兆1000億ウォンから増えた。
創業者で会長のバン・ジュン・ヒュク氏が最大株主で30.59%を保有、続いてCJ・E&Mが27.62%、騰訊控股(テンセント)の子会社の漢江インベストメントが22.22%となっている。これら株主はIPOにあたっては株式を売却しない。
韓国の製薬大手セルトリオンの小売部門のセルトリオン・ヘルスケアも上場承認を取り付けた。同社はIPO計画を提出していないが、市場では1兆ウォン程度を調達するとみられている。ユージーン・インベストメント・アンド・セキュリティーズのアナリスト、パク・ジョン・セオン氏は「ソウルの今年のIPO市場規模は前年比で40~50%増えるとみられる」との見通しを示した。
(ソウル=金再源)