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復星集団系、インドの製薬買収 中国・欧米てこ入れ

【上海=小高航】中国の民営投資会社、復星集団(上海市)はインドの製薬会社グランド・ファーマを約12億6千万ドル(約1300億円)で買収すると発表した。グランド社は注射剤の後発薬などをインド国内で製造し、米国など先進国に輸出している。復星はグランド買収により中国や欧米で医薬事業を強化する。

復星傘下の復星医薬集団が、グランドの創業家や米投資会社コールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)からグランド株の計約86%を取得する。買収には中国やインド当局の承認が必要となる。グランドの創業一族は一部株式の保有を続け、経営陣として残る。

グランドは1978年創業でインド南部のハイデラバードに本社を置く。米食品医薬品局(FDA)から初めて注射剤の製造許可を得たインド企業で、抗凝固薬「ヘパリン」など幅広い注射剤を製造し米国などに輸出している。

復星集団は昨年、北海道の「星野リゾートトマム」を買収するなど海外での企業買収を拡大してきた。医療・医薬は戦略事業の一つで、郭広昌董事長は先月、日本経済新聞の取材に「インドなど新興国で買収を積極化したい」と述べていた。

復星医薬はグランドの買収により、欧米での医薬品事業を強化する。高齢化が進む一方、所得水準の向上で健康志向が強まる中国でも、グランド製の注射剤の販路を広げる方針とみられる。

米メディアによると、今回の買収額は中国企業によるインド企業の買収として過去最大。電子商取引最大手のアリババ集団(浙江省)は昨年、インドの電子決済サービスの運営会社に10億ドル近くを投資した。自国経済の拡大ペースが鈍る中、中国企業が次の成長市場としてインドに接近する動きが目立っている。

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