フォンテラ、マレーシア工場設備増強 - 日本経済新聞
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フォンテラ、マレーシア工場設備増強

■フォンテラ(ニュージーランドの乳業最大手) マレーシアで操業する2工場に2000万リンギ(約5億2400万円)を投資する。マレーシアで最初に建設したススマス工場の混合能力を高めることなどに資金を使う。

同工場では年間3万トンのミルクパウダー(粉ミルク)を生産、箱詰めし、アンリン、アンカー、アンマム、ファーンリーフといったマレーシアでの売れ筋ブランドとして提供している。

フォンテラ・ブランズ・マレーシアの総支配人、ホセ・ミゲル・ポラス・ランド氏は「混合能力が箱詰めの能力に比べ不足しており、社内で混合の作業ができるよう取り組んでいる」と述べ、能力向上で外部への依存を減らす考えを示した。

同社の事業はニュージーランドから輸入した最終製品の出荷から、原料の混合、新製品の開発へ広がってきた。最新設備の導入によって食品安全の強化、効率向上、手作業の削減に取り組む。

フォンテラがマレーシアに進出して40年がたち、マレーシアはフォンテラが主導権を握る世界の4つの市場のうちの1つになっている。同社はマレーシアで様々な冷蔵製品および常温保存可能製品を開発してきた。

フォンテラは世界100カ国に進出、中でもマレーシアのほかチリ、ニュージーランド、スリランカで支配的な地位を築いている。マレーシアで生産される100種類以上の製品がハラルの承認を得ており、マレーシアはほかのイスラム諸国への重要な輸出拠点となっている。

(クアラルンプール=CK・タン)

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