2019年6月17日(月)

サイアム・セメント、17年売上高3~5%増に下方修正

2017/7/26 20:19
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■サイアム・セメント・グループ(タイ素材最大手) ルンロート最高経営責任者(CEO)は26日、2017年の売上高が前年比3~5%増と従来予想の同5~10%増を下回る見通しだと表明した。セメント需要が落ち込んだため。

同日発表した4~6月期の連結決算は、売上高が前年同期比横ばいの1088億2500万バーツ(約3482億4000万円)、純利益が同17%減の132億5200万バーツだった。国内のセメント需要が同7%減と予想を下回ったことが響いたという。

タイでは遅れていた政府の公共インフラ投資計画が今年に入って動き出している。ただ「多くの計画が入札が終わったばかりで、まだセメント需要に結びつく段階にない」(ルンロートCEO)という。また、売上高の45%を占める石油化学事業はナフサなど原料価格が年初から下落基調にあることが響いて減収減益となった。

同社は今後成長が見込める東南アジア諸国連合(ASEAN)周辺国への投資を加速している。今月中旬にはベトナム南部で建設を計画している石油化学コンビナートへの出資を正式に承認した。ベトナムの石油大手との共同出資でサイアムセメントの出資比率は71%、出資額は1880億バーツとなる。

ただ、足元の1~6月期はセメントが低迷。売り上げが伸びた市場はカンボジアだけだった。ミャンマーとベトナムは前年同期比横ばいで、インドネシアはラマダンが6月に繰り上がった影響で同2%減だった。

(バンコク=小野由香子)

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