インドネシアのエネ大手インディカ、石炭3位を子会社に
韓国社などから756億円で株追加取得

2017/9/26 20:31
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【ジャカルタ=鈴木亘】インドネシアの民間エネルギー大手インディカ・エナジーは年内をめどに、同国3位の石炭会社キデコ・ジャヤ・アグンを子会社化する。株式の45%を韓国のサムタンなど既存株主から6億7750万ドル(約756億円)で買い取ることで合意した。インドネシアでは地元企業が外国企業から資源権益などを買い取る事例が相次いでいる。

インディカはサムタンや地元企業が保有するキデコ株を買い取り、保有比率を46%から91%に高める。サムタンの比率は9%に下がる。株主と規制当局の承認後、年内に完了する予定。買収資金は借り入れでまかなう。

キデコは東カリマンタンで露天掘り炭鉱を手掛け、昨年の発電用石炭の生産量は3210万トン。サムタンは売却の理由を明らかにしていないが、「2023年に切れる採掘契約を有利な条件で更新することが困難だと判断した」(地元アナリスト)との指摘がある。

インディカは石炭生産のほか、丸紅などと西ジャワ州で火力発電所を運営する。インドネシア証券取引所に上場し、時価総額は約10兆4千億ルピア(約850億円)。大株主で会長も務めるアグス・ラスモノ氏は、インドネシアの大統領だったスハルト氏の親族だ。

8月には米鉱業大手フリーポート・マクモランが、パプア州にある銅鉱山を運営する子会社の株式の過半数を譲渡することで政府と合意した。地元企業による権益の獲得は利益を国内に還元しやすい一方、海外大手に比べ小規模な地元企業が大型プロジェクトを手掛けられるかは未知数だ。

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