2019年6月17日(月)

ビナミルク、カンボジア事業を完全子会社に 市場攻略めざす

2017/3/30 20:07
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【ハノイ=富山篤】ベトナムの乳業最大手、ベトナム・デイリー・プロダクツ(ビナミルク)はカンボジアの子会社を完全子会社にした。パートナーの現地企業から49%の株式を約1千万ドル(約11億円)で買い取った。経営の独立性を高め、需要が急速に伸びているカンボジアの乳製品市場の攻略をめざす。

プノンペンのアンコールミルクの株式を、合弁相手のBPCトレーディングから買い取った。経営が軌道に乗ったことから合弁を解消。機動的に経営判断できるようにする。

ビナミルクはプノンペン経済特区で2016年5月、カンボジア初の乳製品工場を稼働した。現在、年間1900万リットルの牛乳、6400万個のヨーグルトなどを製造している。

同国はこれまで乳製品を輸入に頼っていたが、同工場の稼働で新鮮な乳製品が買えるようになった。ビナミルクの製品は急速にシェアを伸ばしており、24年には生産能力を倍増させる計画を立てている。

ビナミルクは海外事業の拡大を加速しており、東南アジアでは隣国カンボジアを重点地域に指定している。15年12月期の売上高約40兆ドン(約2千億円)のうち、海外の比率は2割を占める。

同社はベトナム政府が約40%の株式を保有する国営企業。ベトナム政府は保有株を年内にもすべて売却する方針を打ち出している。

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