2018年10月18日(木)

台湾マクロニクス最終黒字 4~6月、東芝との係争「進行中」

2017/7/24 20:34
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【台北=伊原健作】半導体メモリーを手掛ける台湾の旺宏電子(マクロニクス)が24日発表した2017年4~6月期連結決算は、最終損益が6億1600万台湾ドル(約20億円)の黒字だった。前年同期は約25億円の赤字だったが、製品の価格上昇を追い風に大幅に改善した。一方、特許侵害で東芝を訴えている件については「進行中」としてコメントを控えた。

売上高は65億台湾ドルと同27%増えた。半導体メモリーはスマートフォン(スマホ)や自動車など多様な用途で需要が拡大しており、供給が逼迫し価格上昇が鮮明だ。

同社は特に「NOR型フラッシュ」と呼ばれるメモリーが主力だ。市場規模は20億ドル(約2200億円)程度と小さく、米マイクロン・テクノロジーなどの大手は相次ぎ事業や投資を縮小。ただ足元では「IoT関連での需要が増えている」(同社)といい、残存者利益を得た側面がある。

東芝との特許関連の係争は「進行中のためコメントできない」(同社)とした。米国際貿易委員会(ITC)が4月、マクロニクスからの特許侵害の訴えを受けて東芝の本社などを調査すると発表。調査の行方次第で半導体事業の売却に影響が出る可能性がある。

盧志遠・総経理(社長)は同日記者団に対し「有機ELパネルには必ずNOR型が必要で、来年も需要の見通しは明るい」と強調した。スマホメーカー各社では画面を液晶から有機ELにシフトする動きが相次いでいる。

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