島津製作所、分析・測定機器工場が稼働

2016/6/24 21:03
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■島津製作所 マレーシアで23億円を投じて建設した分析・測定機器工場をこのほど稼働させた。名称は「シマズ・マニファクチャリング・アジア」。まず年産3000台でスタート、3年後に1万台を生産する計画だ。

新工場の売上高は2017年度で18億円に達するとみている。

新工場はクアラルンプールから車で約90分南下したセンダヤンにあり、敷地面積は5350平方メートル。主に分光光度計や、薬剤や繊維、食品業界の品質管理に使用される液体クロマトグラフィーなどを生産。日本や中国、フィリピン、英国、米国にある同社工場の生産を補完する。

同社の馬瀬嘉昭常務執行役員はこのほど、クアラルンプールで、医薬品業界が堅調なインドや、ASEAN経済共同体の始動で一段と経済統合が進む東南アジアへの期待が高いと語った。

同社は当初、インドでの生産を検討したが、インフラや税制優遇措置などの条件が有利なマレーシアでの工場建設に落ち着いた。馬瀬氏は「インドは税制面で劣るほか、物流費用が高く、規制も厳しい」と述べた。

島津製作所は、売上高に占める海外販売の割合を19年3月までに現在の58%から70%に引き上げたいとしている。

同社は、ヘルスケア分野の画像診断システム、企業向け検査機器、航空計器などを生産、日本では分析・測定機器分野で平均約40%の市場シェアを持つ。企業の投資低迷で日本国内の販売の伸びが鈍化しており、新興諸国・地域に目を向けている。(クアラルンプール=CK・タン)

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