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MGMリゾーツ、マカオのカジノ開業延期

■MGMリゾーツ・インターナショナル(米娯楽大手) 年内に予定していたマカオで同社2カ所目となるカジノリゾートの開業を最長3カ月延期する。中国景気の減速などでカジノが低迷しているため。

総工費30億ドル(約3390億円)を投じて建設中の新リゾートは、大型カジノリゾートが集中する埋め立て地のコタイ地区にあり、16年中に開業する予定だった。

同社は延期の理由として、他の新リゾートの開業と重なるのを避けることを指摘したほか、「現在の市場の状況」を挙げた。マカオは中国経済の減速と、習近平国家主席が開始した徹底的な反腐敗運動のダブルパンチを受けている。

マカオ政府当局によると、マカオの賭博業収入は2014年6月から減少が続いている。15年の賭博業収入は前年比34.3%減の2308億パタカ(約3兆2600億円)で、16年1月も前年同月比21.4%の減収となった。

それでも新施設の開業が続いている。銀河娯楽集団(ギャラクシー・エンターテインメント)は昨年5月、コタイ地区の旗艦施設「ギャラクシー・マカオ」の第2期工事を完成させるとともに、隣接する「ブロードウェイ・マカオ」を改修オープンした。新濠博亜娯楽(メルコ・クラウン・エンターテインメント)は32億ドルを投じて昨年10月下旬に「スタジオ・シティ」を開業した。今年はさらに、ラスベガス・サンズなど4社が新施設をオープンする予定だ。(香港=何楽怡)

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