2019年1月20日(日)

シンガポールのケッペル、15年通期の純利益19.1%減

2016/1/22 21:10
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■ケッペル・コーポレーション(シンガポールの海上石油掘削装置の建造大手) 2015年通期の純利益は前年比19.1%減の15億2400万シンガポールドル(約1250億円)だった。主要顧客である石油生産会社の投資抑制が響いた。

売上高は22.5%減の102億9600万シンガポールドル。石油生産会社の設備投資削減による新規受注の減少と、既存プロジェクトの延期で苦戦した。

ブラジル国営石油会社ペトロブラス系列の海洋石油・ガス開発投資会社セテ・ブラジル向けについて、同社は15年10~12月期に2億3000万シンガポールドルの貸倒引当金を計上した。セテ・ブラジルは経営難に陥っている。

ケッペルはセテ・ブラジルから各8億ドル以上相当の掘削装置の建造6基を受注している。ロー・チンホア最高経営責任者(CEO)は引当金について「現段階では十分だ」と強調した。同社はこれまでにセテから13億ドル(約1530億円)の入金を得ているが、「さらなる現状把握」が必要として、15年末までにセテ向けの建造を停止している。

同社の掘削装置建造を含む海上・海洋部門および船舶改造・修理部門の純利益は、54%減の4億8100万シンガポールドルとなった。一方、不動産部門の純利益は、45%増の7億100万シンガポールドルと堅調だった。

ロー氏は記者やアナリストに対し、海上・海洋事業の見通しについて「長い冬を覚悟しなければならない」と語った。(シンガポール=谷繭子)

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