2019年6月17日(月)

非鉄材料プラント増設 インドネシア国営大手、独2社と合弁

2016/4/25 21:01
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【ジャカルタ=エルウィダ・マウリア】インドネシア国営非鉄大手のアネカ・タンバン(アンタム)は独2社と合弁で、スラウェシ島南東部ポマラアにステンレス材料のフェロニッケルのプラントを増設する。総事業費は約8億ドル(約870億円)。インドネシア政府が未加工の鉱石の輸出を制限するなか、精錬事業を育てて赤字脱却を目指す。

ジョコ大統領のベルリン訪問に合わせて、19日に独エンジニアリング会社フェロスタール、クロニメット・ホールディングと共同開発契約を締結した。アンタムが25%、独2社が75%を出資する予定。年内に着工し、2019年に完成する見通し。完成後の年産能力は現在の2万6千トンから4万5500トンに高まる。

アンタムは15年12月期に1兆4400億ルピア(約119億円)の最終赤字を計上した。赤字額は前の期の約2倍に膨らんだ。インドネシア政府が14年1月から国内精錬業の拡大を目指して未加工鉱石の輸出を原則として禁止し、ニッケル販売が急減。15年は資源価格の下落が追い打ちをかけた。

アンタムはこのほか、アルミニウムの中間原料であるアルミナの工場建設などを計画している。バドゥルジャマン社長は「精錬活動を通じ、埋蔵量が豊富な資源の付加価値を高めていく」としている。

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