2019年6月18日(火)

香港物流イーシャン、シンガポールREIT会社株80%取得

2017/1/20 23:17
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■イーシャン・レッドウッド(香港の物流施設開発・運営会社) シンガポール取引所に上場する不動産投資信託(REIT)、ケンブリッジ・インダストリアル・トラスト(CIT)の運用会社株の80%を取得すると発表した。

イーシャンには米投資ファンドのウォーバーグ・ピンカスが投資する。イーシャンの東南アジア進出は、同地域で投資を拡大しようとするウォーバーグ・ピンカスの意欲を示す。

ウォーバーグは、シンガポールに拠点を置く物流施設運営のグローバル・ロジスティック・プロパティーズ(GLP)への買収提案が噂されている。ニューヨークを拠点とするウォーバーグのマネージング・ディレクターで東南アジア責任者のジェフリー・パールマン氏はメディアに対し、物流は同社のファンドがアジアで非常に注力している分野だと述べたが、GLPを巡る観測にはコメントしなかった。

今回の取引でイーシャンはナショナル・オーストラリア銀行、シンガポール上場のオクスリー・ホールディングスの子会社オクスリー・グローバルとの間で、CITの運用会社であるケンブリッジ・インダストリアル・トラスト・マネジメントの株式を両社から計80%買い取ることで合意した。イーシャンはまた、CITの資産管理会社の株式も100%取得する。

イーシャンの共同最高経営責任者(CEO)であるジェフリー・シェン氏とスチュアート・ギブソン氏はプレスリリースで、CITをポートフォリオに加えることは、「投資をさらに分散し、シンガポールやアジアの主要市場に投資を拡大する強固な土台となる」と述べた。

CITはシンガポールに14億シンガポールドル(約1120億円)に相当する49の産業資産を保有している。物流や倉庫の資産は2016年9月末時点で総資産価値の35.3%。運用会社幹部によると、CITが海外進出で他のアジアの資産をポートフォリオに加えることはあり得るという。(シンガポール=谷繭子)

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