2019年8月20日(火)

シンガポール・ポスト、会社法抵触か 当局調査へ

2016/5/23 23:25
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■シンガポール・ポスト(シンガポール郵便大手、シングポスト) 「会社法に抵触した可能性がある」としてシンガポール当局から過去のM&A(合併・買収)に関する特別監査報告書の全文を提出するよう要請された。

シングポストが23日までに明らかにした。

シングポストは5月3日、国際会計事務所プライスウォーターハウスクーパースなどに委託した特別監査報告書の抄訳版をシンガポール取引所のウェブサイトに掲載していた。

シンガポールの会計企業規制庁(ACRA)は今後、特別監査報告書の内容を調査する。

特別監査では、シングポストが金融顧問会社スターリング・コールマンを採用して実施した過去の買収案件について調査した。

シングポストは社外取締役の1人がスターリング・コールマン社の非常勤会長で、かつ同氏がスターリング・コールマン社の株式を保有していたことを開示していなかったとして、企業統治の専門家の間から疑問が出ていた。

シンガポールの会社法は、取締役は「当該会社における自らの職務が利益相反となり得るような場合には、そうした状況に身を置かないことを義務付ける」などと規定している。

特別監査報告書は、事実を開示しなかったことが、故意もしくは事実を隠蔽しようと意図的に行われたものではなさそうだとした一方で、シングポストには、M&Aの評価や承認の手続きに関して「所定の方針や規定」が存在しなかったと指摘している。(シンガポール=菊池友美)

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