ユニリーバ シャンプー袋再生へ施設

2017/5/19 20:42
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■ユニリーバ(食品・日用品の世界大手) シャンプーなどのパッケージ袋をリサイクルする新技術の試験プロジェクトの一環として、ドイツの研究所と協力し、インドネシアに新たな施設を開設したと発表した。

インドネシアなどの発展途上国や新興国では、使い捨てのパッケージが商品販売の際に広く使用されている。同社のものも含めてこうしたパッケージが年間何十億枚も使われているが、技術的な問題からリサイクルは困難だったという。同社は、この問題の解決のためにドイツのフラウンホーファー研究機構と共同で技術を開発したと発表した。

フラウンホーファーのプラスチック再生利用部門責任者、アンドレアス・マウラー氏は「この革新的な試験プラントで、我々は初めて使用済みの汚れた多層構造のパッケージから価値の高いポリマーを再生利用できる」と語った。

東ジャワ州シドアルジョにあるこの施設では「この技術に長期的な実用性があるか」を試す。ユニリーバ・インドネシアは、もし結果が良ければ、東南アジアをはじめとする他の発展途上国の市場でも導入するとしている。

ユニリーバ・インドネシアの担当者は「この方法は我々の環境負荷を減らす一方で、経済価値を生み、地域やリサイクル産業、その他の関係者に追加収入をもたらし得るものだ」と話した。

同社は、使用済みパッケージの回収がしやすくなるよう、家庭ごみを分別する概念をインドネシア政府が広めることを期待している。同国のごみ管理制度は遅れており、まだ分別に対応できる状況にないため、現在、同国の大半の家庭ではリサイクルごみとそれ以外を分別していない。

(ジャカルタ=エルウィダ・マウリア)

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