2019年1月24日(木)

華潤ビール、脱・低価格に 市場縮小で戦略転換

2016/3/18 20:49
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【大連=原島大介】中国のビール最大手、華潤ビールは18日、低価格戦略を見直す考えを明らかにした。消費者の嗜好の多様化などで市場縮小が続くなか、従来の薄利多売型の経営手法では限界があると判断。今後は高価格帯の商品開発などを進め、利益率の向上を狙う。華潤の戦略転換は他の競合大手の販売方針にも影響を与えそうだ。

同社の2015年12月期の決算会見で傘下の中核会社、華潤雪花ビールの侯孝海総経理が明らかにした。9月に譲渡した小売事業を除くビール事業の売上高は微増だった。今期のビール販売量の伸び率も1ケタ台前半の見通しと伸び悩みが鮮明で、「市場の競合環境は厳しく、量の成長を追うのは難しい」(侯氏)とみて戦略転換に踏み切る。

具体的には500ミリリットル瓶で2元(約35円)程度といった低価格で市場シェアを高める手法を見直し、定価販売に注力。黒ビールや小麦ベースの白ビールなどの新商品開発に加え、従来品でもパッケージの変更などでビール離れが顕著な若年層を取り込む。M&A(合併・買収)を含む他社との提携も検討する。

華潤ビールは今月、華潤雪花ビールについて、世界2位のSABミラー(英国)との合弁を解消し、完全子会社化した。侯氏は「完全子会社化で利益がフルに寄与する」とした。

同社の15年12月期決算は、売上高が前の期比22%減の1331億香港ドル(約1兆9千億円)、最終損益は40億香港ドルの赤字だった。譲渡した小売事業の業績不振が全体の足を引っ張った。

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