2019年9月24日(火)

シングテル、インドとタイの携帯会社に出資

2016/8/18 19:42
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【シンガポール=菊池友美】シンガポールの通信最大手、シンガポール・テレコム(シングテル)は18日、インドとタイの大手携帯通信2社の持ち株会社の株式取得を発表した。人口の少ない国内市場はすでに飽和状態にある。スマートフォン(スマホ)やデータ通信の普及が著しい新興国で、大手企業への出資を通じ事業展開を強化する。

シングテルは親会社の国営投資会社、テマセク・ホールディングスが持つタイのインタッチ・ホールディングスの株式21%、インドのバルティ・テレコムの株式7.39%を取得する。取得額は合計で24億7000万シンガポールドル(約1840億円)。

シングテルはすでにインタッチ傘下のタイ携帯最大手アドバンスト・インフォ・サービス(AIS)に23%、バルティ・テレコム傘下のインド携帯大手バルティ・エアテルに33%出資している。

エアテルはインドの携帯市場のシェアが25%、AISはタイ市場でのシェアが46%。タイではスマホの普及が急速に進んでいる。エアテルはインドに2億5600万人、アフリカに7700万人の携帯加入者を持つ。

シンガポール国内の携帯事業は通話アプリなどの台頭によって、通話料収入が頭打ちになっている。シングテルの2016年4~6月期決算は国内などが振るわず前年同期比7%の減収だったが、インドネシアやタイ、インドの関連会社の利益寄与は増えた。

シングテルは最近、ハリウッド映画をスマホに配信する新たなサービスを出資先企業があるインドやタイ、フィリピンなどに広げている。出資先企業への発言力を高めることで、国外での素早いサービス展開につなげる。

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