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オランダASML、台湾半導体検査会社を買収 3200億円で

【台北=伊原健作】オランダの半導体露光装置世界最大手、ASMLは16日、台湾の半導体検査装置大手、漢民微測科技(エルメス・マイクロビジョン)を買収すると発表した。買収総額は約1千億台湾ドル(約3200億円)。エルメスは特殊な電子ビーム式検査装置のトップ企業。ASMLは技術力を補完し最先端分野への対応力を高める。当局の審査を経て2016年10~12月期の手続き完了を目指す。

半導体の性能向上には回路線幅の微細化が不可欠で、製造技術の開発競争が激しくなっている。ASMLはエルメスの電子ビーム検査技術を取り込むことで、露光分野での技術的な優位性を高められるとしている。

エルメスは電子ビーム式検査装置で世界シェアの8割を誇る。光学式では難しい微細な欠陥を発見できるのが強み。微細化の進展に伴い成長してきたが、回路線幅が10ナノ(ナノは10億分の1)メートル以下になると技術的な難易度は一気に上がる。「ASMLと協力すれば最先端品の歩留まり率を高められる」(許金栄董事長)という。

買い付け予定価格は一株1410台湾ドルで、エルメスの過去30日間の株価の平均値に比べ31%上乗せする。台湾の店頭市場に上場する同社の全株式を取得する。技術流出防止や産業保護などの観点から台湾当局の審査が必要になる。

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