2018年5月23日(水)

インドネシア国営石油、仏トタルとLNG相互売買

2016/2/16 20:21
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 【ジャカルタ=渡辺禎央】インドネシアの国営石油会社プルタミナは仏トタルと液化天然ガス(LNG)の相互売買を始める。2020年から15年間、年40万~100万トンを取引する。インドネシアはLNGの輸出大国だが、経済成長を背景に国内での需要も拡大している。欧米メジャーからの長期調達は初めてだ。

 トタルがプルタミナとの契約文書に調印したと発表した。トタルからプルタミナへの供給量は20年の年40万トン規模から段階的に100万トンに増やす。インドネシア産のほか中東やオーストラリア産LNGを各地の生産状況に応じて出荷する。

 一方、プルタミナは米国の資源会社から購入契約を結んでいる同国産LNGのうち、年40万トン程度をトタルに供給する。

 インドネシアは05年までLNGの世界最大の輸出国だったが、国内の発電燃料需要を満たすため、12年に国内消費を始めた。トタルは約10カ国で生産されるLNGの販売権を持つ。資源安が続くなか安定的な販売先の確保を急いでおり、燃料需要が拡大するインドネシア側と利害が一致した。

 プルタミナは収益源の多様化に向け、天然ガスの火力発電事業などを模索している。LNG消費のためのインフラ作りでは東京ガスや丸紅と個別に提携するなど、LNGの大型輸入国である日本企業がノウハウを生かす機会も広がっている。

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