2019年6月18日(火)

サンミゲル、無線通信で豪社と提携撤回

2016/3/15 22:19
保存
共有
印刷
その他

■サンミゲル(フィリピンの大手複合企業) オーストラリアのテルストラと予定していたフィリピンでの無線通信サービスでの提携を撤回した。昨年から合弁に向けて協議を続けてきたが、合意に至らなかった。

サンミゲルの社長兼最高執行責任者(COO)、ラモン・アン氏は、「いくつかの課題」を解決しようと努力したが、「協議の継続は不可能という意見で一致した」と述べた。

テルストラの最高経営責任者(CEO)、アンドリュー・ペン氏は、「単に、商業上の合意に達することができなかっただけだ」と述べ、詳細には触れなかった。

以前、合弁事業に10億ドル(約1140億円)を上限に出資を計画していたテルストラは、代わりにサンミゲルの技術顧問になることを提案した。アン氏はテルストラの提案を受け入れるかとの質問にすぐには答えなかった。

アン氏によると、サンミゲルは、提携先が決まらなくても、2016年に高速インターネット・サービスの提供を始める予定だという。 現在、同国ではフィリピン長距離電話(PLDT)とアヤラ・コーポレーション率いるグローブ・テレコムが市場を支配している。大手格付け会社フィッチ・レーティングスは、サンミゲルとテルストラの交渉決裂は「強力な第三の電気通信会社が参入するのを遅らせる」と指摘している。

サンミゲルは昨年、かつての提携先であるカタール・テレコムと合弁で設立したリバティ・テレコムを買い取った。サンミゲルは、PLDTとグローブが切望する700メガヘルツの周波数帯を所有する。

(マニラ=クリフ・ベンゾン)

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報